「酸味が苦手です」
肌感覚的にこのセリフは10人中8人が言う。しかし、その度私は問いたい。それは本当に酸味なのですか?と。
分かった上で判断している場合は全然OKなのですが、もし酸化を酸味と勘違いしているならもったいない!酸っぱさにも色々あるんです!
甘い果物は多いですが、絶対に酸味はあります。はっさくのようにわかりやすい場合もあるし、桃のように甘みの奥に隠れている場合もある。でも、確実にあります。牛乳にだってある。集中して味わってみると奥に酸味はある。ワインにだってある。なぜコーヒーだけこんなにも酸味が許されないのだろうか!
ということでYoutubeで解説します。
浅煎りを淹れるところから始まり、酸味と酸化の違い→ひでふく珈琲の浅煎り豆
という感じで進んでいきますのでお暇な方は是非見てみてください。この記事にも同じような内容を書いていきますね!
酸味と酸化は違う
簡単に書きますと
酸化→腐っているみたいなニュアンスのもの。動物的に生命の危機を感じるもの。
酸味→フルーティな感じ
コーヒーの場合、焙煎してから日が経つと酸化が進みます。それを多少止めるのが冷凍保存です。他の食品と同じことです。
コーヒー豆はコーヒーノキから採取される果実(コーヒーチェリー)に含まれる種子です。イメージしにくいかも知れませんが、土壌や処理によって味わいが変わります。フルーツの味わいと同じニュアンスなのです。コーヒー=果物とイメージしてもらうと捉え方が変わる人もいるかも知れません。
それでも酸味が嫌いという人は恐らくコーヒーに求めているものが違うので、それはそれでいいのですが、もしもコーヒー=フルーツという感覚が全く無かった人は、一度!今一度!浅煎りを飲んでみてほしいのです!!!!!
さっぱりとしたコーヒーに興味はないですか?
コーヒーに求めるものはなんですか?
と聞くと、多くの人は「苦味、コク」と言います。「酸味、甘み」という人がいたら「お!?」と目を光らせる私なのですが(笑)それはさておき、コーヒーに酸味を期待している人は少ないという印象。甘みもコーヒーには求めていない。
でも、先程言ったように果物的に捉えていただけるなら、コーヒーもジュースに成り代わるくらいに美味しいのです!(いいすぎ?)いや、本当に個人的にはそう思っています。見てくださいこの透き通るようなきれいな透明感。ワインのような、紅茶のような。

じゃあ、紅茶飲めばいいじゃんって思うかもしれませんが、紅茶にはない味わいもまたあるのです!まずは、香ばしさですね。コーヒー豆ならではの香ばしさは紅茶に勝ります。あとはエグみ。悪い言い方に聞こえるかも知れませんが、コーヒーに独特のエグみを求めている人は多いです。
淹れ方で味は変わる
個人的には、ドリップコーヒーの場合
・コクを求めるなら濃いように淹れる
・さっぱりしたいならさっぱりするように淹れる
という当たり前のような自分的定義は大事だと思います。わかりやすく表にしてみます。
コク、苦味 | 甘み・酸味 | |
目標 | 濃く淹れる | さっぱり淹れる |
挽き方 | 細〜中挽き | 中〜粗挽き |
お湯の落としかた | 遅く | 普通〜早め |
温度 | 90度前後 | 味を強調したいなら低め (89度くらい) |
違い分かりますかね?
お湯と粉との交わり長く、濃くあるほどに、出来上がりのコーヒーのコクや苦味は強調されるということ。
これが全ての基本で、それによってドリッパーも変えたり、お湯の落とし方を変えたりするわけです。これさえ理解していれば、淹れ方は無意識的にでも変わるはずなのです。
浅煎りの場合、私はさっぱり飲みたいし、甘みと酸味を強調したいので、豆はひとつ粗く挽くし、お湯の温度は低めにするし、早くお湯が落ちるドリッパーを選びます。
その様子は動画でも紹介しています。
ひでふく珈琲の浅煎り豆
2種類、豆だけの販売です。選び方ですが
麦やナッツのような香ばしさがほしい→グアテマラ
柑橘的な甘みや酸味が欲しい方→エチオピア
という感じで選んでみてください。

オススメミル
申し訳ないことにひでふく珈琲の浅煎り豆はミルが必須なのです。オススメのミル載せておきます。使ったことがないのは流石にオススメできないので、私が使用しているミルを紹介します。ご予算に合わせてお選びください。
・Winwintech 手動コーヒーミルグラインダー 1000円台です
・HARIO密閉瓶付き手動ミル 挽いた粉がキャニスターに落ちるシステムがめっちゃ便利
・カリタ電動ミル この価格で安心のカリタ、電動は確実に嬉しい
BONMAC電動ミル 高価なことだけはある!あっという間に挽ける
これらのミルは実際に使ったことあるので、耐久性は確実。手入れ方法は水洗いできない場合もあるので気をつけてくださいね。
浅煎りのご注文、お待ちしています!
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